へその再建術・でべその修正
デリケートなおへその再建も安心
最近では、水着以外でも若い女性がおへそを露出するファッションが増えたため、おへその形に対する関心が高まっているようです。
体がよりスマートに見える縦長のおへそが人気で、でべその修正には臍窩(へその穴)を深く形成し、縦長の軸をつくるようにして縫合します。
おへそは臍帯(へその緒)を切った後に残る瘢痕組織で、先天性に欠損することはありません。一般的には、臍帯ヘルニアなど腹部への外科手術によって臍欠損が生じます。
また、でべそには単に皮膚(瘢痕組織)だけが突出しているものと、臍ヘルニアを合併しているものがあります。前者の場合は30分程度の手術で済みますが、後者の場合はヘルニア内容を整復し、再発防止のために腹直筋の一部を縫合します。
小児の場合は全身麻酔ですが、それ以上は通常局所麻酔で行ないます。抜糸は10日目以降に行ないます。消毒・形状チェックなどの術後ケアが必要です。
施術時間 | 約1時間 |
---|---|
麻酔 | 局所麻酔(小児の場合、全身麻酔) |
抜糸 | 10日目以降 |
インフォームドコンセント
当院では患者様に十分な情報の提供を行い、理解していただいた上で医療と手術を行っています。
術式
臍形成手術
手術内容
局所麻酔下に手術を行います。
白線部の解離の修復および余剰皮膚を切除し、臍形成を行います。
手術後の経過
血腫予防およびくせづけのため、綿球を約1週間、圧迫固定いたします。
抜糸は創をみながら約1週間後より適宜行います。
ケロイド(赤く硬いみみず腫れのような状態)・肥厚性瘢痕(ケロイドの程度の軽いもの)体質の方は創部が赤く目立つ時期が長いことがあります。
合併症
ほとんどありませんが、以下のことが起こった場合には早急に対処します。
出血、感染、疼痛、拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド、再発、腸管損傷、血流障害による皮膚の壊死など。
術後の注意事項
創部の安静のためにも術後は激しい運動、飲酒などは避けて下さい。
術後に異常(強いかゆみ、痛み、出血など)を生じた場合はご連絡下さい。
入浴は、翌日から創部以外のシャワーは可能ですが、創部をぬらさないように注意して下さい。
内服薬を飲んで、胃もたれ、発疹などの症状がありましたら、内服を中止して下さい。
約1~2ヶ月の綿球圧迫を行っていただく場合があります。
術後のアフターケアが大切です。ご心配なことや、何かあるときは、必ず医師の診察をお受け下さい。
料金表
でべそ形成 | 保険 | 20,000〜23,000円 |
---|---|---|
自費 | 242,000円 |