術式

アンカーplus

手術内容

局所麻酔下で手術を行います。
アンカープラス・アンカープラスハーフは、吸収性でコグ（突起）のある特殊な糸を、たるみの気になる部分に挿入することでリフトアップ効果が高いため、毛穴・たるみの改善、コラーゲン生成を促し肌にハリ効果などを発揮する治療です。使用する糸（スレッド）は心臓手術などに使用されているPOD（ポリジオキサノン）で6～12か月で体内に吸収されます。体内に吸収されるので異物が残る心配もありません。
アンカープラスは両側にコグがあり、アンカープラスハーフは片側のみのコグになります。
下記の方は施術を行えませんのでご注意下さい。

• 妊娠中や授乳中の方
• 極度の敏感肌・皮膚感染、皮膚に炎症をおこしている方
• 重度の基礎疾患のある方（心臓、腎臓、糖尿、循環器疾患）
• ケロイド体質の方、創傷治癒に問題のある方
• 使用成分にアレルギーの既往がある方
• てんかん発作の既往がある方

手術後の経過

• 治療直後に部分的または顔全体に赤み、痛みが生じることがあります。
• まれに内出血（紫斑）が出る場合がありますが、時間が経つと消失します。
• 術後1～2週間、糸を挿入した部分に線維性組織が形成の過程で、スジ、つっぱり、しこりなどを感じる場合があります。
• 針の痛みや皮膚の刺激などが数日残ることがあります。
• 術後約6週間をかけて、糸の周囲に線維性組織（膠原線維や弾性線維など）が形成されることにより、皮下組織に緊張が 生まれ、張りのある輪郭をつくり、タルミを改善させます。
• 糸は異物のため、まれに炎症が起こり、また極めてまれに露出することもあります。（その場合はすぐにご来院下さい。）
• 手術後、約6～12ヵ月程度で糸は溶けて吸収されます。
• 体質により予期せぬアレルギー反応などが出る場合がありますが、状態によって必要な処置をおこないます。
• 将来的にタルミが強くなった場合（老化）は、ウルトラVリフト、アプトスフェザーリフトやハッピーリフト、アンカーMAXなどを追加するか、フェイスリフトの適応がベストとなることもあります。

合併症

ほとんどありませんが、感染、微小血腫などが起こった場合には早急に対処します。

術後の注意事項

• 創の安静のためにも術後は創部の冷却をしっかり行い、激しい運動、飲酒などは避けて下さい。
• 口周囲にアンカーMAXを挿入した場合は、大きく開口することや、顔のマッサージは約3〜4週間控えて下さい。
• 術後に異常（強いかゆみ、痛み、出血など）を生じた場合はご連絡下さい。
• 洗顔、メイク、入浴は、施術から24時間以降より可能です。
• 内服薬を飲んで、胃もたれ、発疹などの症状がありましたら、内服を中止して下さい。
• ご心配なことや、何かあるときは、必ず医師の診察をお受け下さい。